便利なEXCEL関数15選を紹介します。
1.SUM関数
SUM関数は数値の合計を計算する関数です。
=SUM(A1,A10):セルA1とA10の値を合計。
=SUM(A1:A10):セルA1からA10の値を合計。
=SUM(A1:A3,A5:A8):セルA1からA3とセルA5からA8の値を合計。
=SUM(A1:A3,10):セルA1からA3と10を合計。
2.IFS関数
IFS関数は、1 つ以上の条件を左から判定して最初の合致した条件に対する値を返します。
=IFS(A1>19,”20以上の値”,A1>9,”10~19の値”,TRUE,”1~9の値”)
:A1の数値を判定して対する値を返します。
=IFS(A1>19,B1,A1>9,B2,TRUE,B3)
:A1の数値を判定して対するセル値を返します。
3.VLOOKUP関数
VLOOKUP関数は、表を縦方向に検索し、一致した値と同じ行にあるデータを返します。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
=VLOOKUP(A1,A2:C10,3,FALSE)
※値はソートしておくとよいです。
※値が重複している場合は、上の行の値を検索結果とします。
4.COUNT関数
COUNT関数は、範囲内の数値、日付、時刻の数を返します。
=COUNT(値1, [値2], …) =COUNT(C1:C9)
※文字列、論理値、空白は数えません。
(参考) COUNTA関数は、データの数を返します。
=COUNTA(C1:C9))
※空白は数えません。
5.ROUND関数
ROUND 関数は、数値を四捨五入して指定した桁数にまるめた値を返します。
=ROUND(数値, 桁数)
A1セル:12.3456
=ROUND(A1, 2) → 12.35
=ROUND(A1, 0) → 12 ※小数点以下が四捨五入される
=ROUND(A1, -1) → 10
(参考)
切り捨て:ROUNDDOWN関数
切り上げ:ROUNDUP関数
6.AVERAGE関数
AVERAGE関数は、範囲内のセルの数値の平均値を返します。
A1:1
A2:2
A3:3
A4:4
A5:5
=AVERAGE(A1:A5) → 3
A1:1
A2:空白
A3:3
A4:4
A5:5
=AVERAGE(A1:A5) → 3.25
7.MAX関数
MAX関数は、範囲内のセルの数値の最大値を返します。
A1:1
A2:2
A3:3
A4:4
A5:5
=MAX(A1:A5) → 5
(参考)
MIN関数は、範囲内のセルの数値の最小値を返します。
=MIN(A1:A5) → 1
8.LEFT関数
LEFT関数は、左から文字数分の文字列を返します。
LEFT(文字列, [文字数])
A1:ABCDEFG
=LEFT(A1, 3) → ABC
(参考)
RIGHT関数は、右から文字数分の文字列を返します。
=RIGHT(A1, 3) → EFG
MID関数は、開始位置から文字数分の文字列を返します。
=MID(A1, 2, 3) → BCD
9.LEN関数
LEN関数関数は、文字列の文字数を返します。
=LEN(文字列)
A1:ABCDEFG
=LEN(A1) → 7
10.FIND関数
FIND関数は、対象の文字が検索文字列の何番目にあるかを返します。
=FIND(検索文字列, 対象, [検索開始位置])
A1:ABCDEFG
=FIND(“C”, A1) → 3
=FIND(“CD”, A1,1) → 3
対象の文字が見つからない場合は、エラー値 # VALUE! を返します。
=FIND(“C”, A1,4) → # VALUE!
11.SUBSTITUTE関数
SUBSTITUTE関数は、文字列内の文字を別の文字に置換します。
=SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])
A1:ABC3DEFG3
=SUBSTITUTE(A1, “3”, “ZZ”) →ABCZZDEFGZZ
置換対象は何番目の検索文字が対象かを指定。
=SUBSTITUTE(A1, “3”, “ZZ”,2)→ABC3DEFGZZ
12.TEXT関数
TEXT関数は、数値を指定した書式の文字列に変換します。
=TEXT(値, 表示形式)
A1:12345
=TEXT(A1, “0000000”) → 0012345
=TEXT(A1, “###,###”) → 12,345
=TEXT(TODAY(),”YYYY/MM/DD(AAA)”) → 2023/04/09(日)
13.TRIM関数
TRIM関数は、先頭と末尾の空白文字を削除した文字列を返します。
=TRIM(文字列)
A1:␣□␣ABC␣DEF□␣␣ ※␣:半角空白, □:全角空白
=TRIM(A1) → ABC␣DEF
14.UPPER関数
UPPER関数は、文字列を大文字に変換します。
=UPPER(文字列)
A1:abcDEF
=UPPER(A1) → ABCDEF
(参考)
LOWER関数は、文字列を小文字に変換します。
=LOWER(A1) → abcdef
15.NETWORKDAYS関数
NETWORKDAYS関数は、開始日から終了日の稼働日の日数を返します。
=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [休日])
※稼働日:土曜、日曜、指定された休日を除いた日。
A1:2023/3/27
A2:2023/4/10
A3:2023/4/5
=NETWORKDAYS(A1, A2) → 11
=NETWORKDAYS(A1, A2, A3) → 10